パスワードをお忘れの方
会員登録に使用しているメールアドレスを入力してください。
メールアドレス
本人確認
ご入力いただきましたメールアドレス宛に、認証コードを送信いたしました。
コードの有効期限は10分です。
認証コード
パスワード再設定
本人認証が完了しました。パスワードの再設定を行なってください。
新しいパスワード
日常生活の一部にサポートが必要な状態を、介護の世界では「要支援」と呼んでいます。 今日は、この「要支援」がどのような状態なのか説明していきます。要支援になると、ご家族が何をすれば良いのかもあわせてご紹介しますね。
2023-04-24公開 2025-05-26更新
2200
介護というと、下の画像の通り、身体に触ってサポートするようなイメージがあるかと思います。
ご想像のとおり、画像は歩行介助と呼ばれる「介護」です。「支援」ではここまでがっちりお身体に触っての介護を行いません。皆様、まだまだしっかり自立されていますから。
要支援は重たい荷物を持つなど、生活の一部にサポートが必要な状態をいいます。もう少し正確にすると「手段的日常生活動作(IADL)」の一部にサポートが必要な状態です。
<手段的日常生活動作>
これらの一部にサポートが必要な方は、要支援かもしれません。
手段的日常生活動作(IADL)は、日常生活の中で取る動作のうち、複雑なものを指します。これよりもっと基本的な動作を「基本的日常生活動作」や、単に「日常生活動作」と呼びます。日常生活動作は起き上がり・移動・食事・着替え・排泄・入浴など、生きるために必要な基本的な動作ですね。
ご高齢になると、まず手段的日常生活動作から難しくなっていきます。さらにご高齢になると、生きていくために必要な日常生活動作が難しくなっていく……そんな流れです。
日常生活動作はまだ1人でできるけれど、複雑な動作の一部が難しい、つまり手段的日常生活動作にサポートが必要になった状態が要支援です。
要介護認定には、要支援1と2があります。これらの違いについてもご紹介しておきましょう。
といっても、実は明確な違いはありません。下表が要支援1と2の目安です。
要介護度 | 身体状況の目安 |
要支援1 | 1人で日常生活を送れる状態 ・起き上がりや立ち上がり、食事・入浴・排泄には問題ない ・買い物や掃除などの一部にサポートが必要である ・外出時に杖が必要な方も、要支援1〜2に該当する ・要介護認定等基準時間(※1):25〜32分 ※1 要介護認定等基準時間とは、厚生労働省が定める「1日あたりの介護が必要な時間」のことです。心や身体の状況、介護の方法、認知症の状態などから計算します。 |
要支援2 | 1人で日常生活を送れるが、要支援1よりも多くのサポートが必要な状態 ・起き上がりや立ち上がり、食事・入浴・排泄には問題ない ・買い物や掃除などの一部にサポートが必要(要支援1よりもサポートして欲しいものが増える) ・外出時に杖が必要な方も、要支援1〜2に該当する ・要介護認定等基準時間:32〜50分 |
※1 要介護認定等基準時間とは、厚生労働省が定める「1日あたりの介護が必要な時間」のことです。心や身体の状況、介護の方法、認知症の状態などから計算します。
要支援1よりもサポートが必要であれば要支援2になります。これに明確な基準はありません。要介護にはならない(日常生活動作に支障はない)けれど、要支援1よりはサポートが必要……そんな場合に要支援2になります。
手段的日常生活動作の一部にサポートが必要になります。
<手段的日常生活動作>
といっても、これら全てができなくなる訳ではありません。
例えば「掃除はできるけど、重たい新聞の束を捨てるのは難しい」「掃除機をかけるのは簡単にできるけれど、お風呂掃除は腰が痛くて難しい」や「お料理はできるけれど、重たいモノが持てないので、お買い物が難しい」など、一部にサポートが必要になるだけです。ご家族の生活に、大きな変化は生まれません。
ですので、まだまだ自立した生活も可能です。実際、要支援にあたるだろうけれど、介護の必要性を本人も家族も感じていないので、要介護認定を受けていない人はたくさんいます。たまにご家族のサポートがあるだけでも、問題ないといえばありません。
しかし、このコラムをお読みになり、要支援がどのような状態かご理解した皆様には「要支援かも?」と思ったら要介護認定を受けていただきたく思っています。
要支援状態は1人で生活するには問題ないですが、要介護に進まないように予防する「介護予防サービス」を利用することも重要だからです。転倒の予防や、元気に社会参加することで、元気な状態を保てます。
「介護予防サービス」については、次回のコラムでご紹介しますね。
コラム第13回「要支援1〜2で使えるサービス」
一覧はコチラ
総合介護事業会社で有料老人ホーム、グループホームなどの利益改善責任者を担当したのち「シニアホームの窓口ナビ」を立ち上げ。介護現場での経験をもとに「老人ホーム選びのホンネ」を解説しています。
この記事の監修者
65歳を超えるとぼんやりと頭に浮かぶ「介護」の言葉。 では実際のところ、何歳から始めるのでしょうか。コラム第1回は、介護がいつから、どうやって始まるかについてお話しします。
介護と言えば、老人ホームが思い浮かびます。もちろんとても便利な場所ですが、介護が始まったからといって、すぐに老人ホームに入居する必要はありませんよ。
「介護をするには、親と一緒に住まなければならない」 と、すぐにお仕事を退職される方もいらっしゃいます。 大変お優しい判断で、そのお気持ちを否定する気は毛頭ありませんが 実はお仕事を辞めなくても親の介護は可能です。 コラム第3回は、介護とお仕事の両立についてお話しします。
何度も「介護は1人で頑張らないでください」とお話ししてきました。それは、今の介護は周りの手を借りることを前提に作られているからです。本書冒頭でも「介護はチーム戦」と表現しましたが、これを正式名称では「地域包括ケアシステム」といいます。 「1人で頑張らないで」といわれても、ついつい頑張ってしまうのが人間です。そこで本章では地域包括ケアシステムを解説し、いかに周りに頼ることが前提になっているかをお伝えできればと思います。
前回までに介護保険の仕組みや、要介護認定の取り方をご説明してきました。今回は、要介護認定を取得した後につくる「ケアプラン」について解説します。 皆様が利用する介護保険サービスは、すべてケアプランにそって利用することになります。この計画を上手に作ることが、介護の第一歩です。
サービス付き高齢者向け住宅
東京都板橋区徳丸5-3-11
入居時:12万円
月額:0円〜11万円
介護付有料老人ホーム
東京都板橋区若木3-9-18
入居時:0円〜1,440万円
月額:16.7万円〜28.7万円
介護付有料老人ホーム
東京都練馬区東大泉3-62-13
入居時:580万円
月額:17.2万円
サービス付き高齢者向け住宅
東京都板橋区若木3-3-1
入居時:0円
月額:20.9万円
高齢者グループホーム
東京都品川区二葉1-12-18
入居時:0円
月額:0円